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27宿の詳細解説
畢宿
読み : ひつしゅく
和名 : あめふりぼし
インド名 : ローヒニー
穏やかで聡明、冷静沈着な堅実宿。
内面は意志剛健で頑固、一度決めたら譲らない。
自己中心的と思われがち。
頑固過ぎるのもほどほどに。
◆四神分類 ※西方七宿 白虎(びゃっこ)
◆十二宮による分類
「牛宮」に四足とも属しており、この1つの宮から影響を受けています。
・牛宮(ぎゅうきゅう)
金運があり、友達や親族の数も多く、人々から尊敬され長命である。
適職は、たくさんの従業員を使った農業・牧畜に関係する仕事。
もともとは短命だが、勤勉さが健康をつくる。
呼吸器の病気で中年ごろ苦しむことがあるので、要注意。
◆七宿による分類
畢宿は、『安住宿』に属しています。
翼宿・斗宿・壁宿も、このグループです。
この『安住宿』に影響を受ける人は安楽な生涯で、名声を博することを意味しています。
基本的性格
外見は庶民的で素朴、飾りっ気もありません。
どこか鈍重にみえますが一種の風格があります。
心には完成された自分の世界を持っており、理想主義者といえます。
その目標に向かい黙々と、一歩一歩、わが道を進んでいくタイプです。
しかも、自分の信念や節を曲げず、他人の意見などにはあまり耳を傾けません。
その点は非常に頑固で、悪くいえば、独りよがりで融通性がなく、臨機応変に物事に対処することができません。
根は善良で争いは好みませんが、相手がいかに強くても恐れることなく信念を押していくので、その頑固さが人に憎まれることがあります。
日ごろ口数は少ないのですが、自分の信念の問題になると口論も辞しません。
ただし、頑固に理想だけに走り、実力が伴わないタイプもいるようで、現実には落伍して一生を終わる人もおり、こういうタイプはちょっと扱い難いでしょう。
頭も良い方ですが、多芸多才といった器用さはなく、若いうちは目立たぬ存在で、一歩一歩と前進して伸びていきます。
一事に集中しますので、年齢とともに実力を蓄えて伸びていくという大器晩成型です。
怠け者にみえても金銭感覚は意外に鋭く、商才もあり蓄財しますが、一攫千金ではなくねばり強く蓄積するタイプです。
多くの使用人を使う運勢もありますが、独りよがりが度を越すと、周囲のひんしゅくを買うことになるので、相手の気持ちを考える事を念頭に置くましょう。
理想だけに走らない事が開運の秘訣です。
女性の場合は庶民的ですが日本的な美人が多いようです。
気取りなくしとやかで、下町の奥さんといった感じの人が多いでしょう。
夫や子にはよくつくしますが、芯ほきつく頑固です。
ただし、男運はなく、男で苦労しますが、その原因も相手から起こる場合が多いでしょう。
悪いタイプとしては、妻の座にあぐらをかき、気だけ強くて鈍感な、男性がもっともきらう人もみかけられるようです。
仕事・適職
知力、体力ともに恵まれているもで、どんな分野でも頭角を表す人が多いでしょう。
また、好きなことに対してはとことん没頭するので、研究職や技術職に向いています。
所有欲や安全性への願望も強いので、大企業のキャリア系も悪くはないでしょう。
他には芸術・芸能・美術工芸関係や香料・園芸・畜産の分野で活躍します。
財運金銭運もありますので実業界もよく、のれん分けしてもらえるという運があり、それをチャンスとして大きく生かしていくことが大切です。
恋愛と結婚
畢宿生まれの人は、暖かみがあり女らしい人が多いので異性からはモテます。
おっとりしていて性急な態度が苦手で、一つ一つの恋愛を大切にするタイプ。
でも、恋愛への執着心は人一倍激しく、独占欲も旺盛です。
自分と同様の深い愛と忠誠を相手に求めるので、相手の裏切り行為はぜったいに許せないはず。
結婚は、堅実な道を選ぶ傾向が強いので、相手の肩書きや収入には拘りを持っています。
じっくりとひたむきに一人の人を愛する事ができるので、結婚しても幸せで安定した家庭が築けるでしょう。
気力と体力に恵まれているので、家庭と仕事の両立も可能です。
畢宿は男女ともに皮膚感覚が鋭く、肌が合う人と合わない人を見分けるのがとても敏感。
そのせいか、愛のないセックスは不潔だとシャットアウトしてしまう。
嘘や駆け引きなどをすることなく、包み込むような温かい愛情を注ぐのが畢宿の特徴。
男性の場合、精力絶倫。
自分本位ながら、愛する相手には情熱を燃やす。
女性の場合、理想が高く、頭でセックスする傾向がある。
異性の前では羞恥心が働いてしまうが、好きな人に対しては大胆になる傾向も。
畢宿の有名人
畢宿の男性有名人
・池波 正太郎 ・石坂 浩二 ・金城 武 ・管 直人 ・最澄 ・親鸞
・谷村 新司 ・藤子 F 不二雄 ・松本 人志 ・三谷 幸喜 ・渡 哲也
畢宿の女性有名人
・稲森 いずみ ・後藤 久美子 ・さとう 珠緒 ・中島 美嘉 ・中村 玉緒
・松田 聖子 ・観月 ありさ ・三田 佳子 ・山口 百恵 ・米倉 涼子
畢宿の相性
◆ 命・業・胎
◆ 近距離
◆ 中距離
◆ 遠距離
最高♪★★★★★ 良い★★★★ 普通★★★ ほどほど★★ 注意!★
命業胎の関係
【命】の関係
◆畢宿 ★★
無難に付き合ったほうが良い相手。
深く付き合うと、同じ性質の為、マンネリになりがちで刺激に欠ける相性。
【業】の関係
◆軫宿 ★★★★
精神面で惹かれ合い、他人とは思えないほど気が合う。
軫宿は畢宿に対して無償でサポートするので、畢宿にとってはありがたい相手。
【胎】の関係
◆女宿 ★★★★
価値観が似ているので、畢宿が女宿に対して見返りを期待せずに尽くせる相手。
畢宿が女宿の夢に共鳴する。
栄親の関係
【栄】の関係
◆觜宿 (近距離)★★★★
互いに尊重し合い大切にするので、縁が生じると長続きするが、それ以上の発展は望めない相手。
◆虚宿 (中距離)★★★★★
畢宿の考え方、生き方が全く違う虚宿とかかわることで、スケールが大きく広がる。
◆角宿 (遠距離)★★★
畢宿にはない、角宿のテキパキとした処理能力にひきつけられるが、余り期待しすぎない方が無難。
【親】の関係
◆昴宿 (近距離)★★★★
互いに欠点を補える相性。
畢宿は昴宿の前では素直になれてのびのびでき、昴宿は畢宿のバイタリティーに救われる。
◆翼宿 (中距離)★★★★★
精神性が強く、サービス精神が旺盛は翼宿に対して、畢宿も一目置く相手。
畢宿が翼宿に何かと助けられる。
◆斗宿 (遠距離)★★★★
良きライバルとしては最高の斗宿。
畢宿のほうが、斗宿に対して何かと張り合う傾向がある。
互いに相手がいることで伸びていく。
友衰の関係
【友】の関係
◆胃宿 (近距離)★★★★
互いに気が強く、似たもの同士。
どちらも長期的なタームで目標を達成していくので、気の合う相性。
◆張宿 (中距離)★★★★
互いに筋の通った関係が築ければ、良い関係。
執念を燃やすポイントは違うが、組めばベストパートナー。
◆箕宿 (遠距離)★★★★
お互いサバサバした性格で、気も合う仲。
よく働き、考えも似ている。
互いに尊重しあえるような立場に立てば、好相性。
【衰】の関係
◆参宿 (近距離)★★★★
互いにパワフルで、足並みも揃いやすい。
後腐れなくケンカできる相性で、ぶつかり合っても大丈夫。
◆危宿 (中距離)★★★★★
突飛な行動力と想像力が豊かな危宿のセンスに、畢宿は魅力を感じ付き合っても楽しい相手。
畢宿にとって、危宿はラッキーパーソン。
◆亢宿 (遠距離)★★★
誰にも負けない強さを持つ畢宿だが、唯一かなわない相手が亢宿。
畢宿にとって、味方に付けておきたい相手。
安壊の関係
【安】の関係
◆井宿 (近距離)★★
井宿のまくし立てるような理路整然さは、畢宿にとって学ぶべきところも多い。
良い意味でライバル意識が出せれば、良い関係となる。
◆室宿 (中距離)★
畢宿にとって室宿は、一目置く存在。
互いに接近しなければ良いが、近づきすぎると、周囲を巻き込み大喧嘩に発展するかも。
◆底宿 (遠距離)★
パワフルで、自分勝手な底宿。
でも、畢宿は自分のペースを絶対に崩さないので、底宿にとっては煙たい存在。
つまづきを作る原因でもある。
【壊】の関係
◆婁宿 (近距離)★
軽快で柔軟な知性を持つ婁宿に、畢宿は最初はひかれる。
頑固でスローペースの畢宿が、婁宿のペースにあわせないと嫌われる。
◆星宿 (中距離)★
互いに働き者だが、スピードのペースが違う為に、上手くかみ合わない。
星宿が畢宿にキレて、べつべつの道を歩く結果に。
◆尾宿 (遠距離)★★
マイペースで頑張りや同士。
気は合うが、イニシアチブを畢宿に取られ、尾宿はふてくされ、結果的には互いにいがみ合う。
成危の関係
【成】の関係
◆奎宿 (近距離)★★★
表現方法が違って付き合っても面白いが、奎宿のほうが畢宿に対してメラメラとライバル意識を燃やしやすい。
◆柳宿 (中距離)★★★
一時期親密に付き合うが、やがて柳宿の方が畢宿に対して飽きてしまい、結果的に柳宿に逃げられる。
◆心宿 (遠距離)★★★
畢宿にとって心宿は憧れの対象。
接近できたとしても、望むものが違いすぎる為理解し合えない。
【危】の関係
◆鬼宿 (近距離)★★★
エキセントリックな鬼宿は、畢宿にとって無縁の相手。
だが、意外に鬼宿のナイーブさが新鮮に感じることも。
◆壁宿 (中距離)★★★
壁宿は飽きることなく付き合える相手。
壁宿の意外なリアクションに驚かされるかも。
◆房宿 (遠距離)★★★
畢宿の強引な粘り強さも、房宿に対して何とか通じるが、房宿にとっては重荷に感じるかも。
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