相性解説

安・壊の関係

宿曜占星術における相性占いは、「三九の秘法」を用いて行います。
”自分の宿(本命宿)と他の宿とはお互いにどのような関係であるのか?”
という対人関係の相性を導き出すもので、宿曜占星術の大きな特徴となっています。

その相性別の分類としては、以下の11種に大別されます。
「命・業・胎」、「栄・衰・安・危・成・壊・友・親」

さらに「命」以外は、以下の組み合わせに分けられます。
「業・胎」、「栄・親」、「友・衰」、「安・壊」、「成・危」

上記の組み合わせ、例えば「安・壊」の関係の場合だと、自分にとって「安(定)」だった相手に、何かのきっかけで突然「(破)壊」されてしまったり、「(破)壊」の相手から、いつの間にか「安(定)」を得ていたりという現象が頻繁にみられます。
それぞれの関係には”相性の相互作用”が生まれやすいのです。

ここでは、それぞれの関係において、「基本的相性」、「恋愛の相性」、「結婚の相性」の3つを説明しています。
ぜひ、各宿の相性のページと併せてご覧下さい。

安・壊の関係

安・壊の占星盤

あなたから見て「安」に当たる宿は、安定をもって相手を破壊する事を表し、「壊」に当たる宿は、相手から破壊される事を表しています。
よって「安」に当たる相手には、自分が優位な立場となり、「壊」に当たる相手からは、自分が破壊される立場となります。
宿曜占星術で、もっとも気をつけなければいけないといわれているのがこの相性です。
破壊作用が強く働いた場合は、お互いに破滅的な結果になる場合も少なくありません。
この相性は穏やかな関係とは言い難く、特に恋愛に関しては極力避けたほうが無難でしょう。
なぜならば、その恋は成就できず、結果的に気持ちが憎しみに変貌する恐れがあるからです。
恋愛以外ではその強力な破壊作用が武器となって、自分では思ってもいなかったような意外な方向へ進む可能性もあります。
師弟関係のような組み合わせは逆に好相性となる場合もあります。
どちらにしろ、この相性の人と絡むことで自分自身が一皮剥けると考えて良い相性です。

安・壊の基本的相性
近距離

近距離の相手とはとても縁が深く、常に反発しあいながらもズルズルと腐れ縁の関係が続いていくので、なんともやりきれない切なさを感じてしまうでしょう。
絡めば絡むほどに、トラブルも増えます。

中距離

中距離の相手とはそれほど縁は深くありませんが、一度出会ってしまうと、お互いに強烈な印象が魅力となって惹きつけあいます。
でも、何かと邪魔が入ったり、自分たちのこと以外で周囲の揉め事が増えるので、やるせなさを感じてしまいます。

遠距離

遠距離に当たる相手とは、破壊作用がもっとも強力なので注意して下さい。
縁の強い組み合わせで、破壊作用も強力です。絡むことで、身も心もズタズタになる恐れがあり、思わぬところから災いが降りかかります。
大胆な行動は避けてください。

安・壊の恋愛
近距離

近距離の相手とは運命的で劇的な出会いが多く、この人しかいないとばかりに愛を貫こうとします。
一時的な感情で駆け落ちするカップルも少なくないようです。
二人の世界から抜け出すには至難の技。
何事も真剣に話し合って。

中距離

中距離の相手とは、デートの邪魔が入ったり、なかなか二人きりの時間が作れそうにありません。
一度憎しみが生まれてしまうと、お互い傷ついて泥沼化してしまう恐れがあるので、せめて二人の間には嘘のないように。
喧嘩別れに注意。

遠距離

遠距離の相手とは破壊作用がもっとも強く働くので、出会った瞬間に激しい恋に落ちます。
略奪愛もいとわない関係になることも少なくありません。
恋の終焉も早いけれど、結果的に憎しみは残ります。

安・壊の結婚
近距離

近距離の相手とは愛を貫いて結婚したとしても、運命的な破壊運に逆らうことは難しいでしょう。
波乱含みの結婚生活となります。
最悪の場合、それがお互いのためになるのであれば、キッチリ話し合って別れること。

中距離

中距離の相手とは苦難を乗り越えて結婚できたとしても、その生活は穏やかなものとはいえません。
お互い罵り合って喧嘩別れするケースが多いので、日頃から意思の疎通を心がけて下さい。

遠距離

遠距離の相手とは周囲に迷惑をかけて結婚したとしても、運命的な破壊作用が強力なので、お互いの願いを成就させるのは難しいでしょう。
どちらかが不倫関係といった場合も少なくありません。
また、子供に恵まれないかもしれません。


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